楽天モバイルのデメリットは「住んでいる場所」でした|1本にできなかった夫と、月200GB使う友人の話
我が家の夫は、楽天モバイルを1年間無料キャンペーンの時期から5年以上使っています。時間帯別の実測速度と、夫が実際に電波を失った場所(建物の中・地下・大阪の梅田)を正直に書きました。同じ回線なのに、夫は楽天モバイル1本では足りず、友人は月200GBを使っているそうです。差を分けたのは料金ではなく、住んでいる場所や、ふだん行く場所の電波でした。
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「楽天モバイルは安いけど、電波が心配」
乗り換えを考えたとき、いちばん引っかかるのはここだと思います。
我が家では、夫が楽天モバイルを1年間無料キャンペーンをやっていた時期から契約しています。5年以上です。でも正直に言うと、楽天モバイル1本にはできませんでした。 夫の行動範囲には電波の良くない場所があるので、今は同じスマホにLINEMOも入れて、2回線で使っています。
一方で、夫の友人は外も家も楽天モバイル1本で、家のパソコンもゲーム機もテザリングでつないで、月200GB使っているそうです。それでも料金は無制限プランのままです。
同じ回線なのに、評価が正反対になります。評価を分けたのは、速度でも料金でもなく「住んでいる場所」や、ふだん行く場所の電波でした。
この記事では、時間帯ごとの実測速度のデータと、夫が実際にどこで電波を失ったかを、包み隠さず書きます。
楽天モバイルの料金(2026年9月時点)
Rakuten最強プランは、使った分だけ料金が変わる段階制です。自分でプランを選ぶ必要がありません。
| 1か月のデータ利用量 | 1人で使う(税込) | 最強家族割 適用(税込) |
|---|---|---|
| 〜3GB | 1,078円 | 968円 |
| 〜20GB | 2,178円 | 2,068円 |
| 無制限 | 3,278円 | 3,168円 |
※最強家族割は、家族だれでも毎月110円引き ※出典:楽天モバイル公式サイト(2026年9月15日確認) ※12歳以下は「最強こども割」(毎月最大440円引き。3GBを超えた月は110円引き)、13〜22歳は「最強青春割」(毎月110円引き)があり、どちらも最強家族割と一緒に使えます。65歳以上は「最強シニアプログラム」で、料金の値引きではなく毎月110ポイントの還元です。どれも名義やエントリーなどの条件があります ※料金は変更される場合があります。申し込み前に必ず公式でご確認ください
夫の楽天モバイルは、家族割は使っていません。以前は20GBまでの段(月2,178円)で使っていました。今は楽天の株主優待でもらったSIMにデータを寄せているので、3GBまでの段(月1,078円、実際の請求額は1,081円)に抑えています(くわしくは株主優待の記事に書きました)。
使わなかった月は勝手に安くなります。 プラン変更の手続きは要りません。「今月あまり使わなかったのに定額を払っている」ということが起きないのは、地味ですが助かります。
時間帯別の実測速度
「みんなのネット回線速度(みんそく)」で公開されている、楽天モバイルの実測データです。2026年8月9日時点で、直近3か月・10,403件の測定結果から算出された平均値です。
| 時間帯 | 下り速度 | Ping値 |
|---|---|---|
| 朝(5:00〜8:59) | 111.37Mbps | 47.94ms |
| 昼(12:00〜12:59) | 58.60Mbps | 54.12ms |
| 夕方(16:00〜18:59) | 68.21Mbps | 49.50ms |
| 夜(20:00〜22:59) | 87.54Mbps | 50.51ms |
| 深夜(0:00〜4:59) | 182.08Mbps | 47.95ms |
出典:みんなのネット回線速度(2026年8月9日確認)
昼はいちばん遅い。しかも「平均の数字は足りているのに詰まる」ことがある
朝の111Mbpsに対して、昼は58.6Mbps。ほぼ半分まで落ちます。
数字だけ見れば、58Mbpsは動画の4K画質の目安(YouTubeは20Mbps、Netflixは15Mbps以上)を上回る速度です。ただし、これは昼の時間帯の平均値なので、いつでもこの速度が出るわけではありません。
実際の体感も、数字どおりではありませんでした。 神戸ではYouTubeの最低画質(144p)にしていても再生が止まることがあります。アンテナは立っているのに、混雑する時間帯はパケットが詰まって引っかかる感じです。
つまり「昼は遅くなる」だけでは足りませんでした。「平均の数字は足りていても、場所によっては昼に詰まる」というのが、夫が5年使ってみた実感です。
※地下や建物の奥での電波、路線ごとの違いはこちらの記事に詳しくまとめています。
他社と比べると、はっきり最下位
同じサイトの、直近3か月の平均下り速度です。
| キャリア | 平均下り速度 |
|---|---|
| NTTドコモ | 176.11Mbps |
| au | 158.78Mbps |
| ソフトバンク | 124.54Mbps |
| 楽天モバイル | 94.39Mbps |
出典:みんなのネット回線速度(2026年8月9日確認)
隠さずに書きます。この4社の中では最下位です。
とはいえ、この表は直近3か月の平均値です。普通に使う分には、この速度の差よりも、次に書く「電波が入るかどうか」のほうが、困りごとに直結します。
夫が楽天モバイルでいちばん困ったのは、速度ではありませんでした。
デメリット:夫が楽天モバイル1本にできなかった理由
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
実際に電波を失った場所
夫が5年使ってきて、はっきりしたパターンがあります。
- 屋外では電波4本 ← 夫がふだん使う場所では問題ありませんでした
- 建物に入った瞬間に2本
- 地下に入ると1本、ときどき圏外
- 高架下でも電波が消える
そして重要なのが、これは田舎だから、という話ではないということです。
大阪の梅田でも同じでした。 人が最も集まる場所のひとつで、屋外は問題ないのに、建物に入ると同じように落ちます。

速度は我慢できても、圏外は我慢できない
速度は、遅くても使える場面があります。でも圏外は「使えない」です。ここが決定的な違いです。
夫はこれが理由で、楽天モバイル1本にはしませんでした。夫の行動範囲では、屋内で不安定になる場面が多すぎたからです。 今は同じスマホにLINEMOも入れて、通話は楽天モバイル、ふだんのデータはLINEMO、と役割を分けています(くわしくはスマホ2回線の記事に書きました)。
「安いから乗り換えよう」と決める前に、自分が毎日どこでスマホを使っているかを思い浮かべてみてください。屋外中心なのか、建物の中や地下が多いのか。ここで結論が変わります。
もうひとつのデメリット:通話無料はアプリを使ったときだけ
スマホに最初から入っている電話アプリで発信すると、30秒22円かかります。「通話無料だと思っていたのに請求が来た」という失敗は、たいていこれが原因です。
国内通話が無料になるのは、Rakuten Linkアプリから発信したときです。(0180・0570などの他社接続サービスや一部の特番は、Rakuten Linkから発信しても無料通話の対象外です)
メリット:電波の条件が合えば、得をしやすい
夫には1本では頼りきれない回線でしたが、電波の条件が合う人には、使い方しだいで得をしやすい回線です。
友人の例:月200GBでも無制限のまま
夫の友人に、電波の入りがとても良い場所に住んでいる一人暮らしの人がいます。その人は外でも家でも楽天モバイル1本で済ませていて、家のパソコンもゲーム機もスマホのテザリングでつないでいるそうです。
その使用量が、月200GB。
それでも無制限プランなので、料金は変わりません。単純に割ると1GBあたり約16円です。
※これは夫が友人から聞いた話で、私たちが測ったものではありません。また、公式には「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり」と明記されているので、誰でも同じように使えるとは限りません。
住んでいる場所や、ふだん行く場所の電波が良いかどうか。 それによって、同じ回線がここまで違う顔になります。
楽天市場のポイントが、上限まで貯まる月がある
楽天モバイルを契約して、SPUのページでエントリーしておくと、楽天市場でのポイント倍率が上がります(SPU +4倍)。契約しただけでは上がらないので注意してください。エントリーは、楽天モバイルを申し込んだときと同じ楽天IDでログインして行います。一度エントリーすれば、条件を満たしているあいだは毎月やり直す必要はありません。
夫の楽天ポイントの実績を見返すと、この特典だけで上限の2,000ポイントに届いた月が何度もありました。上限には届かず、1,976ポイント、1,824ポイントだった月もありました。
ただし、ここは正直に書いておきます。
上限の2,000ポイントに届くには、楽天市場で月5万円ほど(税抜き・クーポンを使ったあとの金額)買い物をする必要がある計算です(+4倍=4%のため)。支払う金額(税込み)で見ると、5万4千〜5万5千円ほどになります。我が家は楽天市場をよく使うので届いていますが、楽天市場をあまり使わない人には、この金額は貯まりません。
「楽天モバイルにすればポイントで元が取れる」と言われることがありますが、それは楽天市場を相当使っている人の話です。ここを混同すると、思っていたのと違う、ということになります。
なお、貯まるのは期間限定ポイントです。買い物をした月の翌月15日ごろにもらえて、有効期限はその翌月末までです(たとえば9月の買い物分なら、10月15日ごろにもらえて11月末まで)。使い忘れると消えます。
申し込む前に確かめておきたいこと
電波のほかにも、申し込んでから「知らなかった」となりやすい点があります。
- 1年以内に解約すると手数料がかかります:2025年4月1日以降に申し込んだ回線は、利用開始から1年以内に解約すると解約事務手数料がかかります(Rakuten最強プランの場合、最大1,078円。割引の使い方によって金額は変わります)。1年を過ぎてからの解約なら0円です。
- 今のスマホが使えるか:公式サイトに、手持ちのスマホが使えるかを調べるページがあります。なお、楽天モバイルで買ったスマホ以外は動作保証の対象外です。
- 通話無料のRakuten Linkは楽天IDでログインして使います:iPhoneの場合、Rakuten Linkでは電話を受けられず、iPhone標準の電話アプリで受けます。
- 今の回線と2つ持ちもできます:2つのSIMを使えるスマホなら、1台で2つの回線を使い分けられます。SIMロックがかかっているスマホは、先に解除が必要です。
※2026年9月15日時点の楽天モバイル公式サイトの情報です。変更される場合があるので、申し込み前に公式でご確認ください。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 自宅や職場が、電波の入りやすい場所にある
- 家の回線もまとめてしまいたい(テザリング前提)
- データ使用量が月によってばらつく
- 楽天市場をよく使う(月数万円以上)
- 通話が多い(Rakuten Linkを使える)
向いていない人
- 地下鉄・地下街での利用が多い
- 建物の奥まった場所で確実に繋がる必要がある
- 常に最速の回線でないと困る
- Rakuten Linkアプリを使い分けるのが面倒
自分がどちらに近いかは、通信エリアを見れば、ある程度わかります。公式サイトには住所や場所で調べられるページがあるので、申し込みを考えるより先に、自宅と職場の両方を調べておくと失敗が減ります。
ただし、公式サイトの注意書きにも、「地下、屋内、大きな商業ビルの屋内等の場所」では通信速度が変わる場合があること、エリアの地図は計算で作っているので実際の電波とは違う場合があることが書かれています。この記事で書いた、電波が弱くなる場所も、まさに建物の中と地下でした。地図で「エリア内」と出ても、よく過ごす建物の中や地下で使えるかは別、と考えておくのが安全です。
※リンク先は公式サイトのトップページです。エリアのページに進み、「住所や場所で調べる」を使うと、自宅や職場の電波を調べられます。
まとめ:先に確かめるべきは、料金ではなく電波
夫が楽天モバイルを5年以上使ってきて見えた、正直な結論です。
- 速度:4社で最下位。昼はほぼ半分に落ちる。平均の数字は足りていても、混み合う時間帯は場所によって最低画質の動画でも止まることがある
- 電波:夫が使う範囲では、屋外は問題なし。建物の中と地下がはっきり弱い。梅田でも同じ
- 料金:使わない月は自動で安くなる。無制限でも3,278円
- ポイント:楽天市場をよく使うなら効く。使わないなら効かない。SPUのエントリーが必要
同じ回線なのに、夫は楽天モバイル1本では足りず、友人は月200GBを使っているそうです。 差を分けたのは、料金プランではなく、住んでいる場所や、ふだん行く場所の電波でした。
なので、申し込む前にやるべきことは、料金表を見比べることではありません。自分の家と職場で、楽天モバイルの電波が実際に入るかを確かめることです。公式サイトに通信エリアの確認ページがありますし、周りに使っている人がいれば聞いてみるのも参考になります。

それさえ合っていれば、データをたくさん使う人ほど、通信費を抑えやすい回線です。ただし、使う量が少ない人は、他社の小さい容量のプランのほうが安くなる場合もあります。電波を確かめたあとで、自分の毎月の使用量でも比べてみてください。
我が家の他の回線
夫の楽天モバイルは、我が家の5回線のうちの1つです。家族4人で4社にわざと分けていて、その全内訳と金額は4人家族5回線で月4,713円になりましたにまとめました。
この記事で使ったデータの出典
- 料金:楽天モバイル公式サイト(2026年9月15日確認)
- 実測速度:みんなのネット回線速度(みんそく)(2026年8月9日確認)
- 電波・ポイントに関する記述:楽天モバイルを契約している夫の実体験と、夫の楽天ポイント実績
- 月200GBの事例:夫の友人から聞いた話(私たちが測ったものではありません)
※料金・プラン内容・キャンペーンは変更される場合があります。申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。 ※通信速度は測定環境により変わります。上記は平均値であり、実効速度を保証するものではありません。 ※電波の入り方は場所・建物・端末によって異なります。