4人家族5回線で月4,713円になりました|楽天モバイル・LINEMO・日本通信SIM・IIJmioにわざと分けています
我が家は4人家族で5回線、契約している会社は4社バラバラです。合計は月4,713円。以前は家族全員が同じ会社でしたが、通信障害で全員のスマホが同時に使えなくなり、買い物にも行けませんでした。それから意識して分けています。誰がどのプランで、なぜそれを選んだのかを、請求書の金額そのままで書きます。
我が家は4人家族で、スマホの回線は5つあります。契約している会社は4社バラバラです。楽天モバイル、LINEMO、日本通信SIM、IIJmio。
合計は月4,713円です。
「なんでそんな面倒なことを」と思われるはずです。わざとです。
以前は、家族全員がUQモバイルでした。そこに2022年7月2日の未明から、KDDIの大規模な通信障害が起きました。UQモバイルはau回線、つまりKDDIです。家族のスマホが全部いっぺんに使えなくなりました。
電話もネットも止まって、キャッシュレスの支払いもできず、買い物にも行けませんでした。
あのとき思ったのは「安いかどうか以前に、全員が同時に止まるのはまずい」ということでした。それから、会社を意識して分けています。
※料金の見直しそのものについてはスマホ代を年7万円下げましたに書きました。この記事は「なぜ1社にまとめなかったか」の話です。
この記事では、誰がどのプランで、なぜそれを選んだのかを、請求書に出ている金額そのままで書きます。
我が家の5回線
| 誰 | 会社 | プラン | 請求額 |
|---|---|---|---|
| 夫 | 楽天モバイル | 3GBまで | 1,081円 |
| 夫 | LINEMO | ミニプラン(3GB) | 993円 |
| 私 | 日本通信SIM | 合理的みんなのプラン 20GB | 1,393円 |
| 上の子 | IIJmio | 5GB(タイプA) | 953円 |
| 下の子 | 日本通信SIM | 合理的シンプル290 1GB | 293円 |
| 合計 | 4,713円 |
夫だけ回線が2つあります。1台のスマホに2枚のSIMを入れている形です。理由はスマホ2回線の記事に書きました。
分けた結果、大手の回線が全部そろいました
会社を分けるとき、名前で選んだわけではありません。借りている回線が違うことを見て選びました。
| 会社 | 借りている回線 |
|---|---|
| 楽天モバイル | 楽天の自社回線 |
| LINEMO | ソフトバンク |
| 日本通信SIM | ドコモ |
| IIJmio(タイプA) | au |
我が家には、大手の回線が全部そろっています。
同じ格安SIMでも、どこの回線を借りているかで繋がる場所が変わります。名前だけ変えて中身が同じ回線では、分けた意味がありません。
これが大事なところで、あのとき困ったのは「会社が同じだったから」ではなく、「回線が同じだったから」でした。たとえばUQモバイルからauへ移っても、回線は同じKDDIなので何も変わりません。会社名ではなく、その先を見る必要があります。
夫:楽天モバイル+LINEMO(1,081円+993円)
夫は1台のスマホに2回線入れています。
楽天モバイルは、アプリを使えば国内通話が無料です。ただし夫の行動範囲には電波が届かない場所があって、阪神・山陽電鉄の地下に入ると圏外になります。そこをLINEMOが埋めています。
通話は楽天モバイル、ふだんのデータはLINEMO。切り替えは自動で、夫は何もしていません。
くわしくはスマホ2回線は意味があるのかと楽天モバイルは地下で圏外になる話に書きました。
⚠️ LINEMOのミニプランは2024年7月で新規の受付が終わっています。 今から同じ形は作れません。
私:日本通信SIM 合理的みんなのプラン 20GB(1,393円)
我が家で通話が長いのは私です。
学校や病院に電話をかけると、担任や担当の方につないでもらうまでに2〜3分かかります。そこから用件を話すので、5分では終わりません。だから「5分かけ放題」ではなく「月70分無料通話」を選びました。
ここは勘違いされやすいので書いておきます。この70分は、月額基本料に含まれています。 オプション料金は払っていません。日本通信SIMの合理的みんなのプランは、1,390円の中に「5分かけ放題」か「月70分無料通話」のどちらかが最初から入っていて、好きな方と交換できる仕組みです。
さらに長く話す人向けに、通話かけ放題のオプション(+1,600円)もあります。我が家は70分で足りているので付けていません。
20GBは、ふつうに使う分には余ります。弱点は昼の速度で、私の環境では下りが4Mbps前後です。
くわしくは5分かけ放題では足りませんでしたに書きました。
上の子:IIJmio 5GB タイプA(953円)
高校生の上の子は、基本を低速のまま使っています。
IIJmioは自分で高速と低速を切り替えられて、低速でも最大300kbps出ます。LINE、音楽、画質を落とせば動画アプリも見られるので、高速に戻すのは「友達と動画を見るとき」と「低速の制限がかかったとき」の2つだけです。
制限を避けるものだと思っていたのに、自分から低速にして暮らしているのが意外でした。
くわしくは300kbpsは意外と使えましたに書きました。
下の子:日本通信SIM 合理的シンプル290 1GB(293円)
下の子は、用途が3つに絞られています。緊急の連絡、居場所の確認、休日のゲーム。それだけなら1GBで足ります。
使い切っても止まらず低速になるだけなので、見守りが死にません。ここが親としては大きいです。
そして、もし足りなくなっても困りません。1GBあたり220円で追加できます。あらかじめ大きいプランを契約しておくより、足りないときだけ足す方が安く済みます。
ただしふつうに使えば1GBは超えます。足りているのは用途が限られているからで、誰にでも勧められるものではありません。
くわしくは子どものスマホ代に書きました。
請求書は、プラン料金どおりではありませんでした
細かい話ですが、実際に払っている金額を出す以上、書いておきます。
5回線とも、プラン料金より3円多く請求されています。
| プラン料金 | 請求額 |
|---|---|
| 楽天モバイル 1,078円 | 1,081円 |
| LINEMO 990円 | 993円 |
| 日本通信SIM 1,390円 | 1,393円 |
| IIJmio 950円 | 953円 |
| 日本通信SIM 290円 | 293円 |
この3円の中身は2つあります。
| 名前 | 月額(税込) |
|---|---|
| ユニバーサルサービス料 | 2.2円 |
| 電話リレーサービス料 | 1.1円 |
合わせて3.3円。これが電話番号1つにつき毎月かかります。会社を変えてもなくなりません。
ユニバーサルサービス料は2025年7月から3.3円に上がっていましたが、2026年1月から2.2円に下がりました。電話リレーサービス料は2026年度も1.1円のままです。
5回線だと月15円、1年で180円。金額としては小さいですが、「プラン料金=請求額」ではないということは知っておいて損はないと思います。
家族割は、どう組んでも成立しませんでした
会社を分けると家族割が使えない、とよく言われます。我が家の場合はどうなのか、4社とも調べました。
| 会社 | 家族割 | 我が家では |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | あり(家族でグループを組むと1回線110円引き) | 楽天は夫の1回線だけなので組めない |
| IIJmio | あり(同じIDで音声2回線以上/1回線100円引き) | IIJmioは上の子の1回線だけなので届かない |
| LINEMO | なし(公式に「家族割引サービスのご提供はありません」) | ― |
| 日本通信SIM | 公式に家族割の案内なし | 2回線あるが割引はない |
割引がある2社は、どちらも「2回線以上」が条件でした。我が家はその会社では1回線ずつしか持っていません。日本通信SIMだけ2回線ありますが、そこには家族割の制度自体がありません。
つまり、家族割を捨てて分けたのではなく、そもそも成立しないというのが実際のところです。「バラバラにすると家族割のぶん損する」という話は、格安SIMではあまり当てはまりません。
分けていて、面倒はないのか
正直に書くと、あまりありません。
支払いはカードにまとめてあるので、引き落としの管理は1社でも4社でも変わりません。問い合わせ先は増えますが、一人ずつ使い方を見て自分で選んだ契約なので、誰がどこの何を使っているか分からなくなることはありません。
ただし、これは自分で選んで契約している場合の話です。誰かに任せきりで「気づいたら4社になっていた」という状態なら、たしかに面倒だと思います。分けること自体より、中身を把握しているかどうかの方が大きいです。
あれ以来、この備えの出番はありません
正直に書くと、会社を分けてから、この備えが必要になった場面は一度もありません。
でも、それでいいと思っています。使わずに済むのが一番いいからです。
通信障害は、起きてから慌てて別の会社を契約しても間に合いません。あのとき私が思い知ったのはそこでした。手続きをしようにも、その手続きにネットが要るんです。備えは、何も起きていないうちにしか用意できません。
火災保険を使わずに済んだ年を「損した」とは思わないのと、同じ感覚で持っています。
自分の家で考えるなら
我が家と同じ組み合わせにする必要はまったくありません。見るところは3つだけです。
- まず、家族が使っている会社が、どこの回線を借りているかを調べる。名前が違っても中身が同じことがあります
- 全部同じ回線だったら、1人だけでも別の回線に移す。全員を分ける必要はありません。家に1つ、違う回線があればいい
- 分けるときは、通話が長い人と、データをよく使う人から見る。その2人はプランの向き不向きがはっきり出ます
我が家も、いきなり4社にしたわけではありません。一人ずつ使い方を見ていったら、この形になりました。
まとめ
- 4人家族・5回線・4社バラバラで、請求の合計は月4,713円
- そのうち楽天モバイルの1,081円はポイント払い。現金の支出は3,632円(ポイントの貯め方は楽天経済圏の記事に書きました)
- 分けたのは偶然ではありません。全員UQモバイルだったときに2022年7月のKDDIの通信障害で一斉に止まり、買い物にも行けなかったから
- 選ぶときに見たのは会社名ではなく借りている回線。結果、大手の回線が全部そろっています
- プラン料金に対して、1回線あたり毎月3円(ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料)が乗る
- 家族割はどう組んでも成立しません。割引がある会社は2回線以上が条件で、我が家は各社1回線ずつだからです
- 分けてからこの備えの出番は一度もありません。それでいいと思っています。備えは何も起きていないうちにしか用意できないからです
スマホ代を下げるとき、つい「どこが一番安いか」を探してしまいます。でも我が家がいちばん困ったのは、料金ではなく全員が同時に使えなくなったことでした。同じ組み合わせを勧めるつもりはありませんが、家族で会社を揃えなくてもいいというのは、選択肢として知っておいてもいいと思います。
※料金・サービス内容は2026年8月時点のものです。金額は直近の請求(2026年7月に引き落とされたもの)です。変更されることがあるので、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。